ライター紹介〜建築家〜
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一重に建築設計といっても、様々な組織のスタイルがある。大きく分けると、大手ゼネコン/組織設計事務所/個人設計事務所 という形でしょうか。簡単に説明すると、ゼネコンは、設計から施工までを組織の中で抱える大手企業。組織事務所は、設計に必要な意匠、構造、設備という各部門を自社の中に抱えている企業。個人事務所は主にアトリエ系事務所と呼ばれる意匠(デザイン)設計を中心に行っていく事務所。私はというと、アトリエ事務所に片足を突っ込みながら、個人でも設計をしているという半フリーな形で現在活動中。 大学院在学中に、中学時代の同級生の両親から別荘を建てて欲しいとの依頼を受けたことが、個人で設計活動を始めたきっかけでした。
建物を建てる際には、まず敷地に地縄が張られ、建物の輪郭が線として現われる。その地面に描かれた縄の平面図は不安に思ってしまうほど、すごく小さく感じられる。でも、基礎が打たれ、土台が回り柱梁が組まれていくと、あれよあれよという間に骨組みが建ち上がっていく。まさに建物自身がすくすくと育って行く様な印象だ。屋根・壁が貼られた頃には、その場にどしりと腰を下ろしたような存在感あるものになる。
たった20坪の小さな別荘だったけれど、模型スケールを越え、空間ボリュームが1:1で立ち上がるという感覚を始めて味わった気がした。そんな経験からも、これから始まるプロジェクトを通じて、1:1の実スケール感のある話が書けたらなと思っています。
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