佐藤卓さん講演
過去に私の働く会社の製品の広告を作ってくださったこともあるそうで、今回はご自身のデザインを通して「ものをつくる」スピリットについて話をしてくれた(と私は感じました)。
たくさんの佐藤さんのデザイン事例を紹介してくれたのですが、一つとても強く思ったのは、時間軸を考えたデザインをされているということ。
例えばニッカのピュアモルト。本来、飲料品のボトルは飲み物を包み、お店でおいしそうに見えて買われたら、後は飲んで捨てられるものだ。でも飲んだ後もその人の生活になじんでゆく容器としてデザインされている。例えばロッテのクールミントガム。そこに発見させる仕掛けをつくることで、コミュニケーションツールとしての機能を盛り込んでいる。
例えばテレビ番組にほんごであそぼ。上質であるため時に子供には難しいものでも、その子が中学生になり、高校生になり、成長していく過程で一生をかけて味わっていかれる仕組みになっている。
自分の仕事の中で「新しいカタチに見せたい」とか「お店で映える製品にして」と言われることがある。でもデザインでは新しく見せるための技術ではない、と思う。使うシーンで最良の製品をつくってそれをよく見せる売り方をするのが本筋...。
佐藤さんは「デザイナーはやりたいことをやるのではない。やるべきことをやるのだ。」とおっしゃっていた。とても印象的な一言。
![]() | デザインの解剖〈1〉ロッテ・キシリトールガム 佐藤 卓 by G-Tools |
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