仕事柄、マルチメディアにデザインをしなければいけない機会が
少なくありません。
音のデザインもそのひとつで、
キャラクターの歩く音を作ったり、効果音作りは
ほとんどこなすつもりでやっています。
そんな作業で最近面白かったのは、
CDからボーカルのみを削除して、カラオケ状態に加工するというもの。
CDにもよりますが、特に最近のCDなら
驚くほどばっさりと消し去ることが出来ます。
簡単に原理をいうと、正相と逆位相をぶつけて音を消す、という原理。
これとステレオ録音音楽の特性をうまく利用して、効果を得ることが出来ます。
実際にやってみたのは初めてだったのですが
作業に要した時間は10分ほど。専用の編集機を使うので
誰にでも出来ますとは言いがたいですが、、、
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1.CDのLとRの音どちらかを逆相にして、
それぞれセンター定位にして同時に鳴らす
2.元々センター定位しているボーカルはLとRに
均等な音量で振り分けられるので、打ち消しあう
ボーカル以外の音は、微妙に左右に振り分けられて
いるので消えない
3.仕上げに、ボーカル以外の音をEQ、コンプで補正し、
ステレオのaif形式に書出し
逆位相を利用した消音は、BOSEなどが発売している
ノイズキャンセリングヘッドフォンや、トランペットの消音装置など
にも使われているポピュラーな技術だと思います。
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そんなこんな実践TIPSも、実際はプロのサウンドエンジニアが近年実戦で培ってきたもの。
専門誌というジャンルを超え、内容の濃さで評価の高い「サウンド&レコーディング・マガジン」誌。その小さなコーナー数年分を編集した本ムックは、文字通り永久保存版です。
実践集であり、基礎知識をしっかりとまとめた
信頼のおけるアーカイブですが、理科系読み物(物理?)としても
案外楽しめるウンチクが満載だと思います。
また、Photoshopなどの基本概念、CMYK、RGBの
色合成理論を体得している人なら、音と光はどちらも波だけに、
概念が似ていることにびっくりするはず。
デザインに限ったことではないですが、
異なった分野における共通の概念を発見することができると、
単純な足し算ではない引き出しが増える気がしますね。
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