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2005年10月27日 (木)

山中俊治さんデザイン W-SIM対応端末

sim
山中俊治さんデザインの携帯端末が来月末発売される。ウィルコムシムというPHS通信モジュールに対応した機種。これは以前山中さんのセミナーに参加した時は「Jacket phone」という名前で紹介されていて、ソフト(通信機能)とハード(画面・ボタン)を切り離せるシステムを築くプロジェクトということだった。(2005年7月21日の記事を参照)

山中さんの考え方っていいなあ。この端末の形状うんぬんでなく、ソフトとハードを分けて考えることでハードのデザインにアパレルやおもちゃメーカーなどエレクトロニクス技術を持たない会社が参入できるようになったり、技術・システムを含めて創っている感じが。

私もエレクトロニクスの絡んだ製品づくりにたずさわっているので、こうした電子技術にも踏み込んだデザインができるようにならなければと思う。それでも最近は1年目に比べたら技術屋さんとの交渉能力もちょっとはマシになってきた。「こういうサイズの基盤を探してください」とか「ボタンをここに置きたいのでこのモジュールはそっちに動かせませんか」とか「回路のパターンはこう引ひけませんか」とかこっちからどんどん提案するわけだ。(1年目は基盤にいろんなサイズがあって、切り欠いても使用できるなんてわかってなかったかも…)

「技術者の考えた中身に外側をつくっているのがプロダクトデザイナー」とか「ボタンの位置って決められたものからデザイナーがそんなに動かせないでしょ?」と思う人がいるかもしれないが全然違う。その考え方は「回路とメカは技術者でつくってね」という受け身なもので、最初からデザイナーは技術を理解できないと交渉をあきらめていることになる。自分で1からつくるなら、どんな素材を使うか、どんな構造にするか、デザイナー自身が探したり、勉強してカタチにしないといけない、ということを山中さんのプロダクトは考えさせてくれます。

WILLCOM SIM
http://www.ttdd.jp/

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コメント

なるほど、デザインと技術両方に踏み込まなければいけないのは、自分がかかわる日々のプロジェクトではまさにそうです。

最近はデータベースなどのシステム連動型のプロジェクトがほとんどですが、Webの組み立て方としては、まずクライアントのアイデアレベルの企画があって、要件定義→機能定義→画面要素定義→画面UI設計→アートディレクション→各ページデザインって感じです。

いわゆるデザインの行程に至るまでに結構ありますが、全体をバランスよくディレクションできるプロデューサー・ディレクターは実はまだ、少ない気がします。

投稿: | 2005年10月27日 (木) 12時21分

自分に言い聞かせる文章を記事にしてしまいました(笑)。1人で最初から最後まで作れる分野以外では、自分だけで居心地よく閉じてしまうことはできなくて、常に異業種人との交渉交渉の繰り返しですよね。まさに「バランスよく」全体を見渡して薦められる能力は貴重なんだと思います。

投稿: 0024 | 2005年10月28日 (金) 00時35分

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受信: 2005年11月26日 (土) 00時43分

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