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2006年1月20日 (金)

「au LISTEN MOBILE SERVICE」(LISMO)はiTunesを超えるか?

auauの2006Springモデルが発表されましたね。NEON(Designed by Naoto Fukasawa。同時期にDocomoの佐藤可士和携帯が出たのも注目)はもちろんですが、同時に発表された「au LISTEN MOBILE SERVICE」(LISMO)は今後iPodとiTunesのコンビネーションのように広く支持されていくのかどうか、非常に興味深い存在です。

これまでも"音楽が聴ける"ということを前面に打ち出した携帯は各キャリアから(少なくとも5年前、私が所有していたauのWalkman携帯から)発表されてきていましたが、LISMOはユーザフローの入り口となる音楽コンテンツのダウンロード、CDからのリッピング、出口となる決済方法までフォローしており、携帯電話としては、まさにようやく、といった感じの音楽配信サービスです。

au携帯の普及力、販売網はiPodに比べて大きなアドバンテージといえますが、今後注目している点としては、以下2点の懸念が払拭できるか、どうか。

1.携帯の電池残量を気にせず音楽が聴けるユーザーがいるか?
ここ10年、携帯のソフト面での驚くべき進化に比べ、バッテリー能力の進化は限界が見えている

2.iPodのヘビーリスナーが携帯で音楽を聴く必然性があるか?
既に浸透しきっているiPod、iTMSでのダウンロード販売、iTunesでのライブラリを捨ててまで、それを利用する必要があるか。(その他のポータブルオーディオ端末も含め)

1に関しては物理的な限界で、根本的にキツい問題な気がしますが、2に関しては、数年のうちに若年層を切り口に、シェアが入れ替わってしまう可能性はありますね。クレジットカードが無くても電話料金とまとめて決済が出来る点に加え、それだけのマーケティング、プロモーションをやれる会社だと思います、au。
私個人としては、もはやiTune+iPodはどんなことがあっても代え難いライブラリであり、インフラですが、大半の人(おそらく、LISMOがターゲットに据えているユーザ層)は、カラオケで歌える程度のヒット曲が一日1時間弱の通勤、通学時にリスニングできれば満足するのも事実でしょうから。

ところでwebの世界でも、ここ最近pandralast.fm等の新発想の音楽配信コンテンツ(+SNS?)が台頭してきています。
それはまた次回のお話で。

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コメント

本職の話なのでコメント。

1.すこし違うかもしれないけれど、電池残量を気にせずにゲームをできるユーザーがいるか?に差し替え可能な問題かもしれません。電池は現状の方式のものは結構限界近そうですが今後は省電力化→別方式の電池となりそうな感じです。

2.実はiPodの普及率は思ったより比率で見ると過半数ではなく十分にまだユーザーは残ってます。それらのPCを介さず音楽を聴くユーザーそして私もiPodのユーザーではありますが「iPodは100パーセント持ち歩くわけではない」っていうのが結構効きます。HDD搭載のカーナビを使ってますがiPodのライブラリはそのまま転送可能(ジャケットの写真も一緒に転送されます)。いちいち車にiPodもってかないときはそっちを使うので結構重宝してます。基本的に携帯は持ち歩くものとすれば、携帯で何かをするということは、「何も持っていかない」に近いスタンスであると思うのでそれなりの存在価値はあるかもしれません。

投稿: プロダクトデザイナーB | 2006年1月21日 (土) 19時35分

mozuさん、さすが本職、説得力ありますねぇ。
こういったことは日々掘り下げてデザインされている、本当にいちばんわかってらっしゃる方と思いますので、容赦なく突っ込んでもらえると幸いです(失礼があったらすんません)

僕も基本的には、携帯+音楽プレイヤーの存在価値自体は全く否定していません。むしろ今日TVで見たCM、LISMOのかわいいリス(!)がヒッキーのBGMに乗せて踊るアニメーションに心躍り、そういう未来もステキ、と想像しました。今ありえない、と思っていることが1年後に生活に溶け込んでいることはiPod自体が証明済みだと思います。

音楽は"必要、便利"ではなく"楽しみ"のためのものだから、楽しく使えそう、ワクワクさせるイメージ作りが出来れば本当にiPodをひっくり返しますよね。(逆に、今まで携帯キャリア、メーカーは技術的、戦略的にせよ、そういったプロモーションができていなかったのもありますが)

端末自体も、音楽聴く心地よさに留意したGUIのものが出るといいなぁと、一消費者として思います。何でも出来る機能のひとつとして、音楽機能は寂しすぎるので。どのように使うか、操作するか、も2006年現在のユーザの意識、アフォーダンス、マナーってものが日々代わっていってるんでしょうね。それを読み取るメーカーのマーケティング担当(デザイン部署とは別)のセンス、咀嚼力も問われるんでしょう。その辺の苦労、軋轢をメーカーのデザイナーさんから聞くことが少なくありませんが、ホントここ一年がティッピングポイントですよね。mozuさんはヒットメーカーなだけに、超期待してます!

投稿: gakk11 | 2006年1月21日 (土) 21時52分

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