« タスク・マネジメントツール「remember the milk(BATA)」 | トップページ | カルティエ現代美術財団コレクション展 »

2006年6月 7日 (水)

WITHOUT THOUGHT 7 レセプション

Cheeseas_060323 DMNと深澤直人さん、そして企業のデザイナーによるワークショップ WITHOUT THOUGHT 7 のレセプションに行ってきました。自分も展示に参加している側なので、初めて見る人の目にはこの展示がどう映るのか気になって、色々な人と話してみました。入場は自由なのでデザイナーだけでなく様々な人がいて、雑誌編集の方や学生さんとも話ができました。今回のテーマは「朝食」。前回の「コイン」やさらに前の「ごみ箱」に比べるとテーマとしては広い。「朝食」というテーマに対して深澤さんが途中おっしゃって印象深かったのが「このテーマだといろんな製品がデザインできるよ。でも朝食の平和で、あたたかい、そういう感じをデザインしてね。」という言葉。DMやカタログには必ず英訳がついて「朝食」は「Breakfast」となる。「朝食」はダイレクトに「朝の食事」。一方「Breakfast」は「夜中の断食(=fast)を破る(=break)」という意味だそう。私は初め「朝食」と「Breakfast」ってちょっと違うものかもしれないなぁ、なんて思いました。淡々とわりと静かに食べる食事と、「破る」って感じのアグレッシブな何か。でも6日に一同が会した展示作品を見て、また来場者から「楽しい」とか「かわいらしい」という感想をいただいて、「平和で、あたたかい感じ」は朝食であっても、Breakfastであっても、Petit dejeuner(仏語の朝食、直訳は小さな昼食...)であっても、共通のものなんじゃないかと思いました。朝の、1日の始まりの気持ち。晴天でも雨でも「今日も1日がんばらなきゃなー」という気持ち。私たちはそういう「気分」をその時代の素材やテクノロジーでつくる職業、なんでしょうね多分。レセプションの挨拶で深澤さんは「このワークショップを毎年開くのはアイディアに際限がないことを証明したいから」と言っていました。同じ顔の人間がいないようにアイディアのカケラも無数に散らばっているってこと?でしょうか。

|
|

« タスク・マネジメントツール「remember the milk(BATA)」 | トップページ | カルティエ現代美術財団コレクション展 »

コメント

ちょっとだけ大阪中のTGです。
WITHOUT THOUGHT、名前は知っていましたが今回はじめてい行きました。
いいテーマですね。
昼食べた直後だったんですがおなかがすいてしまいました。

Break Fastの語源ははじめて知りました。
けど、確かに「破る」ではなくて暖かい感じですよね。
一人暮らしをはじめてから気付いたんですが、朝ごはんて目が覚めてから家族がいることを確認できる最初の時間なんですよね。
一人暮らしではそれがないんですけど、その「あぁ、みんないる」って言う安心感が暖かい感じにつながっているのかなあと思いました。

投稿: TG | 2006年6月19日 (月) 20時33分

会社の先輩がイギリスに留学していたときに学校の課題で同じく「Breakfast」のデザインが出題されたことがあったそうなんですが、そのときに出題者の年配の女性の先生が「私にとってのBreakfastは家族みんなで顔を合わせておはようと言うこと。それからみんなの食事を終えたお皿を見て『今日はこんなに残してあの子は体調が悪いのかしら』等と家族のことを考えること。」と言っていたそうです。今回のWTでもある参加者の方がとってもほほえましいアイディアを出してきたときに深澤さんは大笑いして「僕はこれを娘に買っていきたい」って言っていました。自分の仕事はものを考えることじゃなくて、その向こう側の人間を考えることなんだなあ、と最近よく思います。人同士が幸せだったら、道具なんてそんなに手の込んだものはいらないのかもしれないですね。

投稿: 0024 | 2006年6月19日 (月) 22時37分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4702/10435571

この記事へのトラックバック一覧です: WITHOUT THOUGHT 7 レセプション:

« タスク・マネジメントツール「remember the milk(BATA)」 | トップページ | カルティエ現代美術財団コレクション展 »