カルティエ現代美術財団コレクション展
先週。展示終了間際に東京都現代美術館で開催されていたカルティエ現代美術財団コレクション展を見てきました。立体作品や絵画、映像、写真、プロジェクタで投影されたものなどメディアは様々。特に印象に残ったものが2つ。1つめはボーラン・ドメルク(Beaurin Domercq)の作品、もうひとつはアドリアナ・ヴァレジョン(Adriana varejao)の作品。ボーラン・ドメルクはリボン・糸・枝・貝殻・パンなど きわめて日常的な素材で抽象的なオブジェを制作していた。素材使いが絶妙で見入ってしまった。後で調べたら、もともと工業デザイナーだったそう。なんだか納得。このかわいらしさを製品に持ってくるとちょうどリボン・プロジェクトのUZU bowlみたいな感じでしょうか。フランスパンでつくったサンダルのような作品もあってちょっと笑った。「水たまりを超えるためにパンを踏み台にして神様の怒りを買い、鳥にされた女の子」みたいな戒めの童話があったけれど、そんな意味? あるいは「履物を口に入れるってちょっと変でしょ」みたいなこと? コンテンポラリー・アートの好きなところは、そうやってアタマが動き出して、こちらが勝手にいろいろな想像を巡らせることができるところ。アドリアナ・ヴァレジョンの作品は精緻なタイルの割れ目から内蔵が見える、という少しグロテスクなもの。裏と表、とか断面を切り開いた時のサプライズとか、そんなことを考えた。昔 姉から、外側は普通の黒いバッグ、開けたら内側の生地が鮮やかな赤、という鞄をもらったことを思い出す。とても驚いて、でもかわいいなあとも感じて、印象的だった。キウィを切る時もいつもこの感覚がある。茶色いザワザワっとした皮を触ったあとの黄緑色。KARATE CHOP SOFA はそういう断面のおもしろさを取り入れたソファ。瓦割りのようにソファを割って黒い面が見える、という。ばかばかしくて好きだな。東京都現代美術館へいつもは木場駅(東西線)から歩いていたのですが、今回初めて清澄白河駅(半蔵門線/大江戸線)から歩いてみました。清澄白河駅からの道は深川の小さな商店街のようなところ歩くのでこちらの方が断然楽しい!深川飯のお店がいくつかあって昼食を済ませた後だったことを悔いた...。
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