東京インタラクティブ・アド・アワード 公式セミナー 2006
印象的だったのは、
受賞理由が「web2.0的な」とあったんですが、
実制作は非常にアナログ的で「web2.0」では全然ないって部分ですか。
例えば、あのサイトの肝は
映像の検索サイトという事なんですが、
それをやるために、
全ての映像をフレーズごとに細かく切って
全ての映像にタグ付けして行ったという、
超アナログで地味な作業を繰り返したそう。
(試しにケチャップレポートで「タコス」で検索してみましょう。)
映像に関しては仕込みはなしで撮ったそうです。
仕込みでやったらあんまり良くなかったとかで。
ただし、編集にはかなり気を使ったそうで、
ここが一番大事なポイントだったとか。
仕込みなしで、やらせ感をなくしてユーザー参加型(web2.0っぽさ)に見せつつも
しっかりと商品の魅力を伝える広告サイトとして成り立たせるために
編集でちゃんとコントロールしたんだと。
そう言う意味では、ユーザーサイドの映像をそのまま載せるような
いわゆるweb2.0(YouTube等)とは懸け離れてるんです、と。
非常に前時代的な方法、いわば「アンチweb2.0」的な方法で制作したのに
「web2.0的な」という理由で受賞したので驚いた、という話でした。
第二部は「Webってそんなにエライのか?」と題したパネルディスカッション。
パネラーは昨年のクリエイターオブザイヤーの古川裕也さん、
中村勇吾さん、中島信也さん、大岩直人さん4名。
ディスカッションの立ち位置としては、古川さん、中島さんがCMサイド、
中村さん、大岩さんがwebサイドでの対決形式。
まずは各人の紹介を兼ねて代表作が流されました。
これが長い!
第二部の時間は1時間ちょいしか時間がなかったのに、
3分の1は紹介ムービーだった。
それぞれの人の事を知りたい人は、後でネットで調べればいいし、
そもそも、見にくるような人は知ってて当たり前ぐらいな
売れっ子なわけですから。もうちょっと短くても良かったと思います。
紹介が長かったんで肝心のディスカッションは早足で
中身の薄いものだった。
要点としては
webだけじゃ限界があるので、
CMやプリントなどトータルプロモーションが大事という話と
全世界的にCM等プロモーションのトレンドが
頭の良さそうなモノから頭、体、心に来るモノに変わって話。
「Webもそうなんじゃない。中村勇吾さんの仕事はそうだよね。」
みたいな話だった。
時間ないせいか、薄めな話。
メンバーがスゴイだけに期待しすぎたのか、あんまりでした。
相変わらずの中島信也さんの話の面白さだけは際立ってました。
ちなみに第二部でとりあげられた
3年位前までの、頭が良さそうなCMと
現在のトレンドである頭、体、心に心地良いCMです。
頭良さ系(タグライン、メッセージ)
IKEA
頭、体、心に心地良い系
(何度見ても楽しい、エンターテイメント、エモーショナル)
BRAVIA
BRAVIAは撮影している様子をロケ地(サンフランシスコ)の人々が
YouTubeで公開するなど、CM公開前からバイラル効果を起こした
部分にも、これからのwebとCMの関係のヒントがあるような話も
ありました。
全体にwebとCMの関係と言う論点での話でした。
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