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2007年1月19日 (金)

知らない方が感動する。in Firenze

「知ってる!」もの。
もっとちゃんと言うと、何かしらのメディアを通して
その物の姿を見たことがあるもの。
それをわざわざ見に行ったとしても、
それは単なる確認作業でしかありません。

フィレンツェのシンボル、デュオーモへ行きました。
「写真と同じだ!凄く大きい!」
電車に乗って、ピサの斜塔にも行きました。
「本当に傾いてる!」
ローマのコロッセオも感動はしませんでした。
「思った通りのでかさだ!」

何かしらで知ってしまっているものでは、もう感動できません。
「思ったより大きい」とか自分の知識との
ギャップの修正作業でしかありません。

Fir1 逆に、知らなくてちょっとだけ凄い物を
見ると単純に感動します。
フィレンツェではヴェッキオ橋に感動しました。
ガイドブックには載ってはいたのですが、
外観の写真はなかったし、
そこに行こうと思ったわけではなく、
ふらふら歩いていたら
突然目の前に現れたのです。
橋の上に家が建ち並んでいるのです。
テレビか何かで見たことがあったら感動できなかったでしょう。
「テレビで見たのと一緒だ!」って思うだけです。
無知がため、ヴェッキオ橋のことを知らなかったおかげで、
単純に驚くことができました。「何だあれは?!」って。

そして、この文章と写真を見てしまったあなたは
もうこの橋に出会っても感動できません。
「本当に家が建ってる」という確認しかできないのです。

という事は出来るだけ無知な方が感動できるわけです。
とは言っても、見たいものがあるからわざわざ旅に出たりするわけです。
矛盾に感じますが、感動するのは難しいのです。

その街のことはよく知らないけど「どうも凄いらしい」ぐらいの情報で
ツアー旅行で行くってのが一番感動出来たりするかも、、、
と、ツアー旅行に行った事のない僕は思ったりするのでした。

何か一つ知ってしまうという事は
感動できるチャンスを一つ減らすという事なのかもしれません。

Fir2 ちなみにヴェッキオ橋ですが、宝石街になってます。
夜なんかはキラキラしてめちゃくちゃ綺麗です。
...こう言った報告一つ書くだけで、
あなたの感動のチャンスが一回減ります。

どんな情報でも手に入る便利な情報世界ってのは
もしかしたら、とてもつまらないものかもしれません。


とりあえず日本に帰ったら
「知る」事に関してEx-formationにもう一度目を通してみようかな。

Ex‐formation 四万十川 Ex‐formation 四万十川
原研哉ゼミ

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